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コロナ禍の外資パイロット

中国から世界に広がった新型コロナウィルスの影響で、世界中で航空需要が減少しています。

それに伴い、フライトのないパイロットは航空会社にとって大きなコストとなっており、各社でコスト削減策が取られています。

僕の知っている限り、現在のところ外資エアラインでは、
・フィジーエアウェイズ (2020/05/25)
・イージージェット (2020/05/28)
・クウェート (2020/05/28)
・ガルーダインドネシア (2020/06/02)
・エミレーツ (2020/06/09)
・エアニュージーランド (2020/06/23)
・ノックスクート (2020/06/24)
・カンタス (2020/06/25)
・ウェストジェット (2020/06/25)
・ジェットスターアジア(2020/6/26)
が、従業員のレイオフをしています。当然ですが外国人が先に対象になるようです。

更に、
・フライビー (2020/03/04)
・南アフリカ航空 (2020/04/19 )
・ヴァージンオーストラリア (2020/04/21)
・アビアンカ航空 (2020/05/10)
・タイ国際航空 (2020/05/19)
・LATAM (2020/05/26)
・ノックスクート(2020/06/27)
は経営破綻しています(外部から資金投入され運航は継続している会社もあります)。

かくいう僕は仕事にはあまり影響がなく、雇用と給与は今のところ確保できていますが、日本への帰国はままらない状態です。

一方でターキッシュのようにレイオフはしないと宣言する会社もあります。また、日本の航空会社ではフライト減少に伴う減給はありますが、解雇にまでは至っていないようです。

安定した雇用が確保できることは、日本の会社に勤める一つのメリットだと思います(その分コストが削減しにくく経営破綻に至りやすいとも言えますが)。

母国の上

今日は綺麗に地上が見下ろせました。

どこかわかりますか?

最近は日本の空港に離着陸することはほとんどありませんが、上空はよく通過します。

日本なら、空港や土地勘は熟知しているし、言葉の心配もない。

いつ何が起きても大丈夫な安心感があります。

9年後

自費でパイロットになると決めてから9年、自分でB777に乗ってロサンゼルスに来れるだけになりました。

思い起こせば、9年前の2010年。パイロットになる夢をたくさん抱えて、ロサンゼルス(正確にはチノ)にやって来ました。ここは、最初にパイロットの訓練をした思い出深い、僕に夢を叶えさせてくれた場所です。

あの時の興奮と不安、初めてのアメリカでの生活。空港からホテルに向かうバンの車窓に流れる景色が、色々なものを思い出させました。

今日だけはその余韻に浸りたいと思います。

航空英語能力証明 アメリカFAAから書換が可能に

以前まで不可能だったアメリカFAAのライセンスからの書き換えが可能になったようです。

問い合わせたところ、特にLimitationが付いてなくてテンポラリがあれば書き換え可能な様子。

参考サイト
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_000967.html

以下、問い合わせて得た情報をNAVERまとめ風に箇条書き。

・書き換えではレベル4が発行される
・FAAでは「English Proficient」のエンドースメントが国際フライトのできる条件であり、これがレベル4以上と同等であると考えられるため
・よって証明書発行日から3年間有効
・書き換えにFAAテンポラリライセンス必須
・FAAライセンスは再発行するとライセンスの日付が変わるため
・ログブックでの確認は現状行っていない
・FAAテンポラリライセンス発効日からの3年以内であること
・JCABの証明書発行日はFAAテンポラリライセンス発効日となる
・書類送付後CABの判断に任せられる部分が多いため問い合わせしてみると良い

管理人は既に書き換え申請を行いました。
ちなみに既に学科試験を終えて実地試験を申込み済だったので今更という感じです。