マイニング向けGPUチューニング

何もチューニングをせずマイニングを始めると、室温24℃でGPU温度が85℃以上まで上昇します。すぐに壊れることはありませんが、コンデンサの寿命は短くなっていると思いますし、精神衛生上良い温度ではありません。

なるべくハッシュレートを上げつつ、発熱を抑えるチューニングを目指します。

結論を書くと、パワーターゲットとGPUクロック最小、メモリクロック最大がマイニングのベストセッティングになります。僕はGTX1060 Superを使っていますが、他のNVIDIAのGPUでも同じだと思います。AMDは試したことがありません。

まず必要なものはチューニングソフトです。MSIのAfterburnerが大変有名で、MSI以外のグラフィックボードにも使えるようです。僕はASUSのグラフィックボードを使っているので、ASUSの同様のソフトを使います。

まず最初に試したことは、発熱の元であるパワーターゲットを下げてどれくらいハッシュレートが変わるかです。見たところ、ほとんど変化がありませんでしたのでこれは最小にセットしました。

次に影響がありそうなGPUクロックを変化させるとどうなるか試したところ、クロックを下げるとハッシュレートも下がりますが、変化はかなり小さいです。
逆にクロックを上げれば、ハッシュレートも上がりますが、これも変化は小さく、また、パワーを下げた状態でクロックを上げると、電力が足らずPCごと落ちます。

メモリクロックはどうかと変化させてみたとろ、これは大幅にハッシュレートを変化させることがわかりました。デフォルトで25Mh/sだったのが28以上まで上がりました。更に、パワーを抑えていても最大を維持できます。

これでセッティングは固まりましたので、あとはGPU温度が60℃台で安定するようにファン回転数を設定します。ファンの耐久性と騒音も考えて75%固定です。これで65℃前後で安定し最大ハッシュレートを出せるようになりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です