完全無料でWindows+ApacheのSSL環境を構築する

Apache付属のOpen SSLでも自己署名証明書(いわゆるオレオレ証明書)を使ってとりあえずのSSLを構築できますが、当然ERR_CERT_AUTHORITY_INVALIDが出ます。

そこで無料でSSL証明書を発行してもらえるLet’s Encryptで取得することにしました。

発行ツール、Win-acmeの取得

win-acme.v2.1.8.847.x64.pluggable.zipをダウンロードしました。

https://github.com/win-acme/win-acme/releases

 

証明書の発行

管理者権限コマンドプロンプトからacme.exeを実行して、質問に答えていきます。

スクリーンショットは上書き処理のため若干挙動が違いまが、初回ではこの他、メールアドレスを入力して、Which installation method should run?はDo not run any (extra) installation stepsを選択して、規約に同意します。

 

Apacheの設定

httpd-ahssl.confhttpd-ssl.confのhddpd.confでincludeしているSSLの設定ファイルを開く。

ServerName localhost:443
SSLCertificateFile “${SRVROOT}/conf/ssl/server.crt”
SSLCertificateKeyFile “${SRVROOT}/conf/ssl/server.key”



ServerName pilotblog.tk:443
SSLCertificateFile “${SRVROOT}/conf/ssl/pilotblog.tk-crt.pem
SSLCertificateKeyFile “${SRVROOT}/conf/ssl/pilotblog.tk-key.pem”

に変更して、その直下に

SSLCertificateChainFile “${SRVROOT}/conf/ssl/pilotblog.tk-chain.pem”

を追加します。

Apacheを再起動して完了。珍しく一発で上手くいった(わかる人にはわかるこの感覚)。

 

証明書ファイルの更新

Let’s Encryptで取得した証明書は90日毎の更新が必要ですが、タスクスケジューラに自動的に登録されます。

タスクは毎日動きますが、更新間隔はsettings.jsonで定義されたデフォルト55日です。
https://github.com/win-acme/win-acme/blob/master/docs/manual/automatic-renewal.md

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